リーガル ストレートチップ~011RAL~
こんばんは。昨年は例年以上に映画を観た気がします。有料放送ではありますが、2018年で最も印象に残った作品は2001年公開の『アメリカン・サイコ』でした。いわゆるスプラッター映画に分類されるのでしょうか。
主演はクリストファー・ノーランの『バットマン』シリーズでおなじみの英国人俳優のクリスチャン・ベール。なんでしょう、英国人俳優って「イケメン」っていうより「ハンサム」っていうフレーズがしっくりくる感じがします。この映画の中でも(サイコパスな役柄だけど)ハンサムなベールを堪能することができます。興味ある方はぜひご覧ください(笑)。
さて、今回は最も長く履き続けている靴をご紹介致します。
概要
【ブランド】リーガル
【型番】011RAL
【種類】内羽根ストレートチップ
【購入時期】2012年3月
【購入場所】REGAL SHOES 小田急エース店
当時は今ほど革靴にハマっておらず、それ以上にスニーカーがマイブームなくらいでした。大学受験を突破し、来る入学式に履く為に手に入れた一足です。想い入れの強い一足です。
購入価格は・・・
現在は¥23,760(税込)で販売されているようです。U-¥30,000ということで手は出しやすい価格帯です。
外観
ロングノーズを採用しており、とにかく写真でご覧になる以上に実物はシャープです。なんというか、新幹線500系のような流れるフォルムが特徴です。持っている革靴の中でもダントツの細さです。
革の表面はいわゆる「ガラスレザー」です。革製品の楽しみである経年変化らしい経年変化はございません。デフォルトの状態でも光沢強めです。
アッパー
約7年履き込んだ姿です。ご覧の通り、シワだらけです。ヴァンプにクラックも入っております。どこか貫禄が漂っている(ような気がします)。
雨の強い日にこの靴を履いてしまうと容赦なく浸水します。それでも想いが詰まった靴ですので雨の心配がない晴れた日は履いています。クラッキングシューズとしてこれからの成長に期待したいと思います。
ソール
ご覧の写真は補修後のソールです。元々はコマンドソールっぽい仕様のゴム底でした(気になる方はリーガルさん公式サイトをご覧ください)。補修は7年間で3回。ヒール2回、ソールのゴム貼り1回です。公式サイトによると製法の特性上、1回はオールソールできるとこと。大切に履けば10年は履けるのではないかと思います(製法は"セミマッケイ製法"というそうです)。
7年履いた所感
履き心地
先述した通り、細いので、サイズが合っていないと横幅がキツいと感じる方がいらっしゃると思います。僕自身は店頭での試着を経て購入している為、今日まで大きな違和感等はなく履けています。やはり自身が身に着けるものですからはオンラインで購入するにせよ、一度は試着してサイズ感やフィッティングを把握されることをお勧め致します。
耐久性
学生当時、体育会に所属しており制服を着る機会が多く、そして当時革靴らしい革靴はこれ一足しかもっておらずローテーションなんてなかった時代。台風だろうが雪だろうがお構いなしに履いておりました。そんな紆余曲折を経て現在に至る訳でございますが、アウトソールの補修だけで履ける状態を保っています。同じ靴を履いていらしゃる方で悪天候を避けて履かれている方がいらっしゃったら、僕よりも状態良く仕上がっているかもしれません。
お手入れ方法
現在、月に2回程度着用しています。ガラスレザーですので、デリケートクリーム等水分の多いクリームはほとんど浸透しません。ですので、普段は馬毛ブラシでブラッシング、少し湿らせた布で拭く程度に留めています。月に一度、BootBlackのシュークリームを薄く塗って豚毛ブラシ→馬毛ブラシで表面をならして仕上げに乾拭きするお手入れを実践しています。
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- メディア: ウェア&シューズ
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想い入れの強い理由とは
実はこの靴、入学祝いとして祖母からもらったお小遣いで購入しました。当時からしたら2、3万円の靴なんて自分のお小遣いで手が出るものではなくて、購入した時のワクワクは今でも鮮明に覚えています。大学4年間は部活漬けの生活を送っていましたが、ローテーションが組めていなかった反面、どんな時も足元を支えてくれていました。相棒というやつです。お小遣いをくれた祖母は昨年末に天国へ旅立ちました。人生の節目に手に入れた一足は僕にとって、苦楽を共にし、祖母への想いが詰まったヘリテージそのものであります。経年変化しないガラスレザーですが、これからも永く付き合っていきたい一足です。
あれ、なんかお堅い記事になってしまった(笑)。
たまには、いいよね?
それでは!