月一回のシューケアはこれさえあれば大丈夫
みなさまごきげんよう。
先日某番組のカレー特集で取り上げられていた蕎麦屋さんが勤務先の近所であることが分かった。番組では「家庭の味もするしお店の味もする」と言っていたので非常に興味深く、早速食べに行ってみた。食レポのプロじゃないので分かりやすいかどうかは保証できないが程よく家庭感があって落ち着く味でした。ちなみにそのお店は一緒にお吸い物も出してくれます。割と好きな塩気でむしろそっちの評価の方が高いかもしれません。
大して面白くもない自分の話はこの辺で切り上げて、今回は月に一回のシューケアは何をするべきか、どんなアイテムがあればよいのかについて私なりに解説します。
目次
準備するアイテム
今回はあれこれ準備しなくても「これさえあれば!」をテーマにアイテムをそろえています。それでは早速右端史下から紹介していきます。
①馬毛ブラシ<黒いブラシ>
靴の表面に付着したホコリや塵を払う目的で使います。
②豚毛ブラシ<茶色のブラシ※>
靴クリーム塗布後、全体に均一に伸ばし皮革に成分を入れ込む目的で使います。豚毛以外では化繊のブラシで代用することができます。
※写真で馬毛ブラシと区別するため、他の色で使っている豚毛ブラシを撮影しました。
③布<使い古したTシャツの切れ端>
クリーナーで表面をきれいにするとき、豚毛ブラシでブラッシング後の余分なクリームを取り除く目的で使用します。
④靴クリーム<ビン入りクリーム>
靴の表面に水分や栄養を与え保革効果を高める目的で使用します。今回はコロンブス社の製造している【Boot Black(ブートブラック)】というブランドのものを使用します。
⑤クリーナー<ボトル入りローション>
古くなったクリームや汚れを落とす目的で使用します。
順番
①馬毛ブラシで全体のホコリや塵を払う
ホコリや塵が付着した状態で放置するとせっかく靴の中に入っている水分や油分がホコリに吸い取らてしまい、表面の乾燥やひび割れ等の劣化につながります。シューケアの第一歩ですがこれが最も重要です!この時、アッパーとコバの隙間のホコリを掻き出してあげるとなお良いです。
②クリーナーで古いクリームや汚れを除去する
靴クリームは塗った後時間が経つとロウ分や油分が酸化していきます。これを放置するとやはり靴を傷める原因になりますので定期的に落としてあげることが好ましいです。
布を指に巻き付けてクリーナーを染み込ませます。目安としては100円玉一個分くらいでしょうか。そして、靴の表面を拭いていきますが、ゴシゴシと力を入れて拭いてしまうと表面が荒れてしまいますので、サササっと表面をさするように汚れを落とします。私はこの後、軽く乾拭きを挟んでクリーナーの余分な湿り気が残らないようにしています。
③靴クリームを塗る
布のキレイな面が指の腹に位置するように巻き付けて、靴クリームを少量(1円玉より1周り小さい程度)取って、塗り込んでいきます。この時直線的に塗り込むのではなく円を描くように塗り込んでいくと比較的キレイにクリームを伸ばすことができます。
④豚毛クリームで全体をブラッシング、クリームの成分を革に入れ込む
クリーム塗布後、布のキレイな面を使って全体を乾拭きします。ここで、表面の余分な靴クリームを除去し劣化しないようにします。
⑤布で乾拭き、余分なクリームを除去
ブラッシングで入りきらなかった余分なクリームを拭きあげます。残ったままだとキレイな艶がでなかったりホコリが付着しやすく①で述べたアクシデントのリスクが挙がってしまいますので欠かさずやってほしい工程です。
え、やることこれだけなん?
そうなんです、必要最低限のことはこれだけです。この後、油性ワックスを使ってつま先を輝かせる(鏡面磨き)工程もありますがマストではありません。マストで必要なのは上記の5つの作業で十分だと思います。あれもやんなきゃ、これもやんなきゃとなるとそろえるアイテムが増えるし出費も増えます。初心者の方、忙しい方は最低これだけやれば靴をより長く使うことができます。
使用したアイテムまとめ
今回使ったアイテムを使用感を含めて紹介します。
馬毛ブラシ、豚毛ブラシ<荒川産業-ホース&ブリストルブラシ>
小難しいこと抜きにどんな人でも使いやすいブラシだと思います。特に、この価格帯で抜け毛等が少ないコストパフォーマンスは圧巻です!
布
自宅にあった古Tシャツを使用してます。
靴クリーム<ブートブラック シュークリーム>
[ブートブラック] BootBlack COLOR SHOE CREAM BBクリーム55 (BLACK(ブラック)55g)
- 出版社/メーカー: BootBlack
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シューケア用品の老舗、株式会社コロンブスさんの製造する乳化性クリームです。このパッケージのクリームはプロや玄人向けの製品で、初心者の方向けに「ブートブラック シルバーライン」というブランドもあります。違いを平たく言うと、シルバーラインのシュークリームの方が早い段階で光ります。ブートブラックのクリームはじんわりと光るイメージでしょうか。
[コロンブス] columbus ブートブラックシルバーライン シュークリーム (ブラック)[HTRC3]
- 出版社/メーカー: columbus(コロンブス)
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クリーナー<ブートブラック ツーフェイスレザーローション>
[ブートブラック] BootBlack LEATHER LOTION TOW FACE レザーローションツーフェイス (NEUTRAL(ニュートラル)100ml)
- 出版社/メーカー: BootBlack
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水性汚れ、油性汚れ両方に対応しています。古いクリームを除去するときも布にしっかり付着する洗浄力があります。ただし、強くこすりすぎると表面を傷めてしますので注意が必要です。もう少し弱めのクリーナーで初心者へおすすめなのは<M.モゥブレイ-ステインリムーバー>です。軟水で生成されたリムーバーで振って布に取るだけなので使いやすいです。ツーフェイスレザーローションと比較すると洗浄力は弱めです。
[エム・モゥブレィ] 汚れ落とし M.モゥブレィ ステインリムーバー 60ml
- 出版社/メーカー: M.MOWBRAY
- メディア: ウェア&シューズ
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総括
靴磨きやシューケアの醍醐味の一つに、「ピカピカに光らせる」ことも一つあると思いますし多くの人が光らせることを楽しんでいます。自分が身に着けるアイテムをキレイに保つ意識は非常に大切なことです。とはいえ、全然習慣のない人にとってはまずはお金をかけずとも最小限のコストと時間でキレイに保つ意識をもって、徐々に習慣になって長く続くことが一番大事だなと思います。
それでは!
※お手入れをした靴の記事はこちら↓