スコッチグレイン ST-634 "スパイダー"
やる気になった時にブログ書いてるわけなんですが、自分の想像に反して毎日ではないけれど読者の方がいらっしゃることに気づき、ずっと放置は良くないと反省し慌てて書いています。
気が付くと新年度に突入して1ヵ月と半月が経過。土日休みのサラリーマンなわけですが平日だろうと休日だろうとお誘いがあればすぐに飲みに行く。面白いシーンが好きなんです。
シューケアの様子を記事にするって言っていましたがすみません、今回は繋ぎということで靴の紹介させてください。笑
概要
【ブランド】SCOTCH GRAIN(ヒロカワ製靴)
【型番】ST-634 "Spider"
【種類】チャッカブーツ(内羽根)
【購入時期】2018年3月8日
スコッチグレインが不定期に開催するセールが3月8日~10日に東京は有楽町、東京交通会館で開催されました。紳士靴Loverの方の多くが足を運ばれたのではないでしょうか。僕自身はネットでふらふらと情報収集して、たまたま開催情報を手に入れたという感じです。ちょうど8日は外回りの予定だったのでお昼の時間使っていけば仕事に支障ないだろう、というちょっとした抜駆けをかましました(笑)。
はじめてのスコッチグレイン
実はヒロカワ製靴さんの靴は持っておらず、今回明確に何か手に入れるつもりでいました。仕事柄スーツを切るので、"オデッサ"や"シャインオアレイン"等、実用的なモデルを購入しようかと迷いましたが、生まれつきの天邪鬼をこじらして結局"攻め"の買い物をしてしまいました。それが今回紹介するST-634、"スパイダー"の愛称で親しまれるチャッカブーツです。
ご覧の通り、ステッチの継ぎ接ぎが特徴でまるでクモの巣のようです。アッパーにはフランスのアノネイ社のベガノという革を使っています。この革、とっても柔らかく履き下ろしたときの足馴染みの良さには驚いたくらいです。
直近で施したケアの流れを紹介致します。
シューケア
①埃落とし
馬毛のブラシで優しく塵や埃を払います。
着用頻度は少ないですが、室内に置いておいてもアッパーの表面には埃は被ってくるのでやはりちゃんとブラシはかけた方がいいと思います。
②汚れ落とし
他の短靴は割と手の込んだケアをしていますが、この靴はあえて無骨めな育て方をしています。なので、普段使っているステインリムーバーは使用せず、タピール社のレーダーオイルで軽く拭く程度で留めています。この工程では、栄養補給も兼ねています。
③"じぶん流"モルトドレッシング
今回の記事でもっとも読者の方が気になるのがここかもしれません。ステッチの一部のパーツを敢えて濃い色味に仕上げています。僕の場合は油性ポリッシュではなく、乳化性クリームを使用しています。
今回使っているクリームはこちら⇓
購入したときは成分等は深く考えず、色味重視で選びました。使い方は、Tシャツの切れ端を指に巻き付けて、五円玉の穴1個分程度のクリームを布に取ります。そして色を入れたい場所に薄ーく伸ばすイメージで塗っていきます。これを各パーツ3回位繰り返したのですが、ポイントはウィスキーをごく少量布にしみこませてクリームに含まれるロウ分を伸ばしてあげます。
※この時は、、、サントリーの角で磨いてます。
所感としては、このクリームは比較的ツヤが出やすい成分が入っているので塗りすぎるとボテっとした印象になりそうです。なので控えめにクリームを塗って少しずつ塗り重ねていくイメージでしょうか。
④ブラッシング
豚毛ブラシで余分なクリームを取り除くのと同時に全体にブラッシングします。
こうすることで、全体の光沢感を均一にして色味のコントラストを自然な仕上げにするよう心がけてます。
⑤仕上げ
購入して半年程使っている山羊毛ブラシで全体をブラッシング。光沢のキメを細かくしていきます。
ざっとこんな感じです。
履いた後は、馬毛ブラシでブラッシングと布で乾拭きしかしていません。
汗かいたな、と思う日はすぐにはシューツリーは入れず半日くらい靴の中の湿気を取り除いてます。
※スパイダーの最新記事はこちら↓
rioyoshida.hatenablog.com
それでは!