よしだの備忘録

よしだ(仮名、♂)がゆるめにアップデートするよしだと靴の日常

フルブローグに憧れて・・・

こんばんは。仕事が始まり早一週間。1月も既に10日を消化しました。時間はあっという間ですよね。早くあったかくならないかなぁ(寒さ耐性低めです)。

 

さて、今回はタイトルの通りフルブローグシューズについての記事です。靴が欲しいと悩む段階から購入に至るまで、その後のケアについてシリーズ風に連載していきます。しばらくはこの話題にまつわる記事ばかりになると思います。お付き合いいただけますと幸いです。

第一章 出会いたい相手は誰なんだ?

やっぱり黒だよなぁ。

年末。旅行等で外出する予定はなかったので、家族・親しい友人の靴を預かってせっせと靴磨きに精を出した。やっぱり黒靴はかっこいいなぁ。黒いいよなぁ。そんなことばっかり考えてました。そして年が明ける。なんとなく、新年の高揚みたいなものを味わいたくて新春セールに行ってきた。もちろん革靴の。

人混みのセール会場。芽生える物欲。しかし・・・

とりあえず、伊勢丹。混んでるだろうなと覚悟を決める。いざ店内へ足を運ぶと、地下1階のフロア全体が人でぎゅうぎゅうになっている。ふぅ。酸素が薄い、そして蒸している。想像以上だ。わずかなスペースをかいくぐって紳士靴売り場へ行く。するとそこには足の踏み場のないといっても過言ではない程に人口密度が高い。油断していると周囲の人の足を踏んずけてしまいそうだ。眼前に拡がる商品棚、並べられた無数の革靴たち。壮観だ。あちこちから靴に向けて手が伸びてくる。商品を手に取るには確固たる意志を持ってポジションを確保しなければならない。

混んでいること以上に、こんなに多くの人が革靴に興味を持っているんだなと純粋に感動してしまった(みんながみんな詳しい訳じゃないだろうけど気になっていることがなんだか嬉しかった)。靴磨きがプチブームになりつつある今、その熱気を十分に感じることができた。このグルーヴ感が、僕の物欲を掻き立てる。気になった商品を2,3点手に取ってみた。気絶寸前の衝撃はまだ来ない。まだ"出会っていない"のだ。

想像以上に体力を消耗する。少し頭がぼーっとしてきた。買い物は"出会い"である一方、わずかな時間の中での「納得」の積み重ねで振り切れるものだと思っている。買えればなんでもいい訳じゃない。そして僕は"出会い"と"納得"を得るために「戦略的撤退」、つまりは売り場を離れることにした。

どんな靴だったら購入したいか。改めて整理してみた。

戦略的撤退を経て、作戦を練り直すことにした。果たして、どんな靴と出会いたいのだろうか。これが明確にすることが大事な気がしたのだ。今持っている靴たちを頭に思い浮かべる。そして自身の生活様式を検討。スーツを着て仕事をするから、実用的な靴がほしい。そして、やっぱり黒がいい。でも、すでに持っているデザインでは少しつまらないな。そうこう考えた末、黒×内羽根フルブローグという可能性が浮上してきた。内羽根だからビジネスでも履ける。何よりパーフォレーションが力強くてかっこいい。次第に僕の頭の中はフルブローグへの憧れが膨らんでいった。。。

 

こうして、出会いたい"タイプ"が明確化した僕はこの後ネットを漁りまくってあれこれと奔走していくのであった。

 

続く!